未来に向けて、
パソコンの再定義を目指す。

プロダクトマネジメント本部
商品企画

H.M.(2001年入社)

入社動機

小学校の頃、液晶を搭載したビデオカメラの発売に衝撃を受け、将来は「世の中が驚くような商品を企画する仕事」に就きたいという夢を漠然と持っていました。就職活動では子どもの頃の夢を叶えるべく、ハードウェアの企画者を募集している企業を中心に行いました。私の思いがマッチしたのが当時のNEC。大学は理系ですが、推薦ではなく自由応募で受けました。入社以来、現在に至るまで一貫して企画畑で勤務しています。

現在のミッション

私が入社した頃は、まだパソコンの普及が右肩上がりの時代。人々の暮らしのなかにパソコンが入っていく時代とともに歩いてきました。その後、スマートフォン、タブレットが誕生し、これらの製品とパソコンが併用して使われる時代に突入しました。私はこれからのパソコンは、従来のようにスペックや価格訴求だけでは生き残れないと感じています。パソコンの商品戦略担当として、今、私が担っている重要テーマは「パソコン自体の再定義」です。パソコンがお客様の生活をいかに「ワクワク・ドキドキ」させることができるのか。また利便性を上げるソリューションを揃えることで、どのようなユーザエクスペリエンスを与えることができるのか。その答えとなる活動が、特命プロジェクトである「D3(Digital Dramatic Days)プロジェクト」です。これはハードからソフト、サービスを含めてトータルにソリューションを考え直していこうというもの。従来は一社だけで考えてきたことを、異業種を含めた複数の企業と共創することで、新しいパソコンの位置付けを再定義していこうとしています。また私は、LAVIEブランドのエバンジェリストとして、商品認知、ブランド向上に向けての活動も行っています。いわばLAVIEの広告塔ですね(笑)。新商品発表会でのプレゼンテーション、メディアへの取材対応なども担っています。

仕事の手応え

LAVIEブランドで言えば、2015年にロゴを一新しました。従来、LAVIEは「安心・簡単・快適」といったフレーズをもとに展開してきたこともあり、初心者層からの支持は高かったものの、若年層への訴求が弱いという側面がありました。ロゴの変更は、ブランドの位置付けを見直し、若年層への訴求をさらに強化することが狙い。したがって、ロゴ自体のデザインも「親しみやすさ」をイメージさせるものから、「スタイリッシュ」さを全面に押し出したものへと変えていったのです。ロゴ変更とともに、広告展開においても洗練されたイメージを重視したものへと変更していきました。その結果、若年層への認知度は格段に向上し、狙い通りのターゲット層の拡大を実現することができたのです。戦略を担う立場では、このように自らが考えたコンセプトが市場に受け入れられ、ビジネスへと結実した時は、大きな手応えを感じますね。
商品企画の醍醐味は、誰もがまだ見ぬ・知らぬ所に旗を立てて、その立てた旗に向けて、社内外をリードし、お客様に購入していただく価値ある商品を提供していくところにあります。まだ誰もやったことのない新しい仕事。このことが自分自身への「やりがい」となっています。

これからの夢・目標・Vision

先にお話した「パソコンの再定義」。このことはIoTが暮らしのなかでどう定着していくのかということと、大きな関連を持ちます。しかし、現段階ではまだ答えが出ていません。私たちをはじめ、あらゆる企業が模索しているところです。だからこそ、大きなチャレンジになると感じています。その意味では、NECはレノボとジョイントしたことは大きな意味を持つと感じています。戦略を考えるうえでは、以前ならNECの「打ち手」しかありませんでしたが、今はNECとレノボの双方の打ち手を使うことができるのです。これは格段に可能性が拡がったことを意味します。IoTの時代に突入するなか、否が応でも「パソコンって何なのか」ということを考えなければならない時に来ています。そのためにやらなければならないことがたくさんある。挑戦しがいのある業務に向き合えることは、ビジネスマンとして大きな幸せだと思っています。

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